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ヒートパイプとベイパーチャンバーの違い
ヒートパイプ (heat pipe) とベイパーチャンバー (vapor chamber) は同じ二相流(液体、気体)原理を使用して設計した快速熱伝導デバイスで、両者は熱を快速に伝達するデバイスです。
両者の違いはヒートパイプは点対点単一方向で熱量を伝達するのに対し、ベイパーチャンバーは点対面で熱伝達を行います。比較的に大きい且つワット数が比較的高い熱源の場合、複数のヒートパイプで熱量の伝達を選択できます。
熱源面積が比較的小さい、且つワット数が比較的高いシステムで比較的に複数数量のヒートパイプを使用できない状況の場合、熱パワーが集中する熱源を点から面へと熱量を伝達するベイパーチャンバーを選択できます。
ベイパーチャンバーでは点から面へ熱量を伝達し、熱源端の熱を凝縮端の放熱フィンに同時に伝達します。ヒートパイプの点対点で熱量を順次に凝縮端のそれぞれの放熱フィンに伝達するメカニズムとは異なっており、その熱抵抗特性も比較的低いのです。すなわち同じワット数においては、ベイパーチャンバーを熱伝導素子としたほうがヒートパイプを使用するよりも効率的であり、温度も低く保てるのです。しかしこれは絶対的ではなく、システムの設計にも依ります。